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nike-neko 物語

まだ ぼんやりもやのかかった朝、
山を背にした港町

そこにある市場には、

競(せ)りが終わるといつのまにか

猫たちが集まる風景がありました。

猫たちは、

漁師のおじさんから分けられる

魚が目当てです。

 

 

 

毎朝ケンカするものもいれば、

魚をもらいすぐに帰る母猫もいたり。

 

 

 

でも、ほとんどの猫はもらった魚を

その場で食べます。

そうして

猫たちによる朝の競りが終わる頃、

いつも1匹ぽつんと残る

三毛猫がいました。

そんな時間に合わせるように、

ほっかむりのおばあちゃんが来ます。

『おはようさんねタマ、

今日も海を見てるのかぃ?』

この猫はおばあちゃんから

“タマ“と呼ばれています。

『海の向こうにはね・・・』

いつものこのフレーズから始まる、

むかし話をきいてみましょう。

『海の向こうには

不思議な場所がたくさんあってね。
 

そこにはここと違う、

見たこともないような色の食べ物や

建物があるんだよ』

タマはいつものようにじっと、

おばあちゃんの話を聴いています。

『港町だってこことは違って、

大きな船がわんさか停まっているの』

『忘れられない船があってね...

 

もう旅はしないけど

綺麗に飾られた船の先頭には

女性の像が付いてるのよ。

 

その女性が、

船をひきいているように見えたわ』

 

いつものように話を聞き終えて、

タマはもう一度1人になりました。

そしてその日、

タマは不思議な夢を見ました。

あたたかに包まれるここちの中で、
誰かに呼ばれた気がして見渡すと、
女性がタマを呼んでいます。

全く見たことのない雰囲気でしたが、
タマは警戒することなく近づくと、
それを待って女性が話しかけました。

『あなたは、

いつも海の向こうを見てるのですね。
 

向こうには、

おばあさんが言っていたように

素敵なものがたくさんあるのよ。』


『それにね…』

タマは女性が続けた話に、

現実の世界でもピクッとなりました。

『それにね、

あなたが出逢ったことのないような

たくさんの猫がいるわ』

タマの目が

キラキラしてきたのを見て、

女性は次にこう言いました。

『私の羽根をあなたに着けてあげる。
これで、

あなたはどんな出会いをするかしら』

こうしてタマが羽根をもらい、

世界に旅立つ物語は始まりました。

にけねこの猫たちのヒゲが

3本あるうち、

1番上が空を向いているのは、

羽根をもらったこの時からです。

解説

この銅像、ニケという名前です。
元は両うでと顔もあったようですが、

掘り起こされたときには

顔と腕はなく、このような姿でした。

大きな羽根が生えているこの女性は、

ギリシャ神話に出てくる

”勝利の女神”です。

海賊船が

海をわがもの顔で行き来していた時代


海賊たちの戦いになると

このニケが降り立つ方に

運命がかかっていたそうです。

タマには、

そんな女神が降り立ったんですね。

そして羽根をもらいました。


どこにでも行けるチカラと、

希望をもらったタマは

 

どんな世界を見るでしょうか。

ニケ + 三毛猫 =にけねこ

日本の猫といえば三毛猫。

 

日本人のデザイナーおがた自身が、

日本代表の三毛猫にかさねて、

 

世界中の猫

(実際の猫と、猫好きさん達)に

会いに行く物語です。

おがたは、

えがくこと、作り出すチカラ

(それに集中できるチカラ)を

授かって生まれたと思っています。

 

それを役割とも思っています。

現代では、

進む勇気があれば海をわたった先にも

チャンスはあります。

 

あとは踏み出すだけ。そう思います。